BRANDING DESIGN

「転置」という手法を使って「意外なおいしさ」を想像させたい

scrumptious vegetables

課題

武蔵野美術大学通信教育課程 通信課題 イメージ編集Ⅱ>

課題の内容

課題の内容:比較、反転、拡大・縮小、転置、演出のうちいずれかの方法を用いて作品を制作すること。

作品概要

地元の有機野菜のブランディングの提案およびDM、ショップカードの作成。

制作年

2022年

制作時間

調査、企画:
50時間
野菜検討、探索:
20時間
取材:
20時間
撮影:
50時間
写真レタッチ:
30時間
グラフィックデザイン:
30時間
ロゴ作成:
50時間

ターゲット

20〜40代女性。多少値段が高くても身体に良い野菜を求める。

作品詳細

【コンセプト】
「転置」の手法を用いて野菜を別のものに喩えることで、その魅力を伝える。

DMの画像

大分県臼杵市のオーガニック野菜「ほんまもん野菜」を食べて、美味しいと思い「その美味しさを伝えたい」というのが制作のモチベーションとなりました。
ピーマンは、「軽やかな味と楽しい食感」をイメージさせるよう音符に、ラディッシュは「みずみずしさ」を伝えるためにワインとワイングラスに、 パンプキンは「パリパリの食感」を伝えるために落ちたらパリンと音を立てて割れそうなグラスに、イエローかぼすは「香りの素晴らしさ」を 伝えるために香水に喩えることでビジュアルを作成し、DM用のメッセージカードとショップカードに展開しました。

ロゴの画像

ショップバッグの底に土のイメージを印刷した紙で台紙を作成。 「土から引き抜いた野菜をそのまま食べるような感覚」をイメージしてもらえるパッケージにしました。

【ロゴ】
「収穫の喜びをお客様に届けたい」

ロゴの画像

上記の「ほんまもん野菜」を初めて食べたとき、味が濃くて、歯触りが良くて、栄養が多そうな「豊かな野菜」という印象を受けました。 そのような野菜の、「収穫の喜びをそのままに直接お客様に届けたい」みたいな気持ちをロゴにしたいと思いイラストを描きました。
ショップ名”scrumptious vegetables”の頭文字の”S”を大人の女性に好まれそうなDidtを元に作成しました。

【パッケージ】
少しの高級感とおしゃれ感、清潔感

パッケージの画像

オーガニック野菜は美味しいですが、どうしても高価になります。 パッケージは「少しの高級感とおしゃれ感、清潔感」を目指し、身体に良い野菜と同時に 「おしゃれな生活」を手にいれる感覚を付加価値として購入していただけるようにしました。
ショップバッグは洗いざらしのクラフト紙に、ロゴを印刷しただけのシンプルなものにしました。 プラスチックのケースは、テイクアウトのサラダやスムージーの容器です。